11.CSS abc順
(使ったことがあるCSSと面白いものだけ)


height(ハイト)

height:240px;
height:200%;

高さを指定します。
単位はpxやem、のような長さの単位、%などで指定します。

画像を縮小したり、拡大するときはwidthかheightのどちらかのみ指定します。残りは自動的に比率で縮小・拡大されます。


line-height(ラインハイト)

line-height:200%;(初期値normal)

行の高さを%やpx、emを使って指定します。
普通はまとめて、font:normal 16px/200% "MS UI Gothic";などと書きます。

下に見本。上がノーマル、下は250%を指定。

このように表示されます ーノーマルー この文章は、行の高さに normal を指定しています。 この文章は、行の高さに normal を指定しています。 この文章は、行の高さに normal を指定しています。
このように表示されます ー250%ー この文章は、行の高さに 250% を指定しています。 この文章は、行の高さに 250% を指定しています。 この文章は、行の高さに 250%x を指定しています。

line-heightのデフォルトはnormalという値なんですが、ユーザーエージェント(ネット利用者が使用しているOS・ブラウザのこと)に依存します。デスクトップブラウザー (Firefox を含む) は要素の font-family によって決まる、おおよそ 1.2 という既定値を使います。なんとも曖昧な・・・・感じではあるのですが、CSSで指定したフォント(font-family)に設定されたメトリクス(フォント・パーツのサイズ)に従うということのようです。


list-style(リストスタイル)

list-style-type:circle;

上記のように、type(マーカーの種類を指定)、image(マーカーの画像を指定)、position(マーカーの位置を指定)とセットで使います。

他は使ったことがないのでこの中の「list-style-type」について説明します。

<ul>のときの記号の種類は、
disc:黒丸(●)
circle:白丸(〇)
square:黒四角(■)
box:白四角(□)
check:チェックマーク(✓)
diamond:ダイヤモンドマーク(◆)

<ol>のときの記号の種類は、
decimal:数字(1、2、3、・・・・)
decimal-leading-zero:0付き数字(01、02、03、・・・・)
cjk-ideographic:漢数字(一、二、三、・・・・)
upper-roman:大文字ローマ数字(Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、・・・・)
lower-roman:小文字ローマ数字(ⅰ、ⅱ、ⅲ、・・・・)
upper-alpha:大文字アルファベット(A、B、C、・・・・)
lower-alpha:小文字アルファベット(a、b、c、・・・・)
upper-latin:大文字ラテン文字(A、B、C、・・・・)
lower-latin:大文字ラテン文字(a、b、c、・・・・)


margin(マージン)

margin:20px;

要素の外側の余白を指定します。

上は上下左右同じ場合の書き方です。
margin:20px;:上下左右に20pxを適用します。
margin:20px 10px;:上下に20px、左右に10pxを適用します。
margin:20px 10px 30px;:上に20px、左右に10px、下に30pxを適用します。
margin:10px 20px 30px 40px;:上に10px、右に20px、下に30px、左に40pxを適用します。
全部、時計回りに考えていきます。


padding(パディング)

padding:20px;

要素の内側の余白を指定します。

上は上下左右同じ場合の書き方です。
padding:20px;:上下左右に20pxを適用します。
padding:20px 10px;:上下に20px、左右に10pxを適用します。
padding:20px 10px 30px;:上に20px、左右に10px、下に30pxを適用します。
padding:10px 20px 30px 40px;:上に10px、右に20px、下に30px、左に40pxを適用します。
全部、時計回りに考えていきます。


scrollbar(スクロールバー)

scrollbar-base-color:#fcc;

スクロールバーの色を指定します。scrollbar-base-color は赤系の色とか緑系の色など、スクロールバーのすべての要素の色をまとめて設定します。その他は、影の部分や矢印の部分などそれぞれの要素の色を個別に指定します。

個別要素の設定もありますが、このbase設定のみで、他はほとんど不要です。

使えるブラウザは Internet Explorer のみです。IE5.5ではbody要素に対して、IE6以降の標準モードではhtml要素に対して指定します。このファイルもIEで見るとスクロールバーの色が違って見えます。


text-decoration(テキストデコレーション)

text-decoration:underline red;

下線など、テキストの修飾を指定します。

このように書くと

文章の特異な部分に<span class="nami1">下線を引いたり、色を付けたり</span>できます。
文章の特異な部分に<span class="nami2">下線を引いたり、色を付けたり</span>できます。

スタイルシートにはこのように書くと

.nami1 {
 text-decoration:underline wavy;
}
.nami2 {
 text-decoration:underline double blue;
}

このように表示されます 文章の特異な部分に下線を引いたり、色を付けたりできます。

文章の特異な部分に下線を引いたり、色を付けたりできます。

ひとつ目のグループです。

ふたつ目のグループです。

みっつ目のグループです。

上記〇、●、■からひとつずつ選べます。


text-indent(テキストインデント)

text-indent:30px;

段落の最初の1行などをインデント(字下げ)します。

スタイルシートは、
em(エムまたはイーエム):文字の大きさを20pxとしていたら、1em=20pxになります。

このように書くと <p class="ind"> 春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。
また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。
秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。</p>
スタイルシートにはこのように書くと .ind {
 text-indent:3em;
}
このように表示されます

春は、あけぼの。やうやう白くなりゆく山ぎは 少し明りて紫だちたる雲の細くたなびきたる。 夏は、夜。月の頃はさらなり。闇もなほ。螢の多く飛び違ひたる。 また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。 秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへあはれなり。


text-align(テキストアライン)

text-align:center; (center以外にleft、right)

テキストの横方向の配置を指定します。

text-align:centerで、テキストなどのインライン要素を中央寄せすることができますが、テーブルやdivなどのブロック要素を中央寄せすることはできません。

ブロック要素を中央寄せしたい場合は、中央寄せしたい要素自体にwidthで横幅を設定し、margin-right:auto; margin-left:auto; を設定してください。左右のマージンを自動(auto)にすることで、左右均等位置(中央)に表示されます。
上下は自動の必要がないので「0」とし、一般的にはmargin:0 auto;と書きます。

centerタグと同じように、インライン要素もブロック要素も子要素をまとめて中央寄せしたい場合は、下記のように、centerクラスの要素の子孫となるブロック要素に margin-right:0 auto;を指定してください。

css例は、
.center {
  text-align: center;
}
.center table,
.center div,
.center p {
  margin:0 auto;
}


vertical-align(バーティカルアライン)

vertical-align:auto; (自動算出で通常はbaselineになります)

text-alignがテキストの横方向の配置を指定したのに対して、vertical-alignではその行の中で一番高い(低い)要素や、親要素に対する上下方向の配置を指定します。なので、指定の仕方がtop、bottom、super、middle、baseline、text-bottom、autoなどがあります。ベースラインは、下に突き出ない英文字(X や z など)の下限です。下に突き出る英文字(g、j、p、q、y)の下限はベースラインではありません。

vertical-alignの説明画像


width(ウイズ)

width:300px;

横幅を指定します。
単位はpxやem、のような長さの単位、%などで指定します。

画像を縮小したり、拡大するときはwidthかheightのどちらかのみ指定します。残りは自動的に比率で縮小・拡大されます。